標茶町オンライン:雄大な北海道、釧路湿原からお届けする、自然そのものの天然食材とアウトドア体験。
会社概要 メールマガジン 標茶町ってどんな町? 標茶町だより 買い物カゴの中を見る 標茶町オンラインHOME
ご注文インフォメーション ショッピング レシピ集 店長からのメッセージ ショップに質問する 楽天市場HOME

標茶町だより

標茶町だより:

vol7.
標茶高校生・石井温子さん登場!


石井温子さん

こんにちは! 今年の春に標茶高校を卒業する、石井温子です。私は東京圏から標茶高校に留学(?)しているいわゆる都会っ子です。そんな私から見た標茶町を紹介して欲しい、と野崎店長に依頼され、このコラムを書いています。

◆◆◆

空と大地が広がる場所。それが私の、標茶町の第一印象でした。

私の生まれ育った千葉県市川市は、新旧が入り交じった町です。羽田・成田の両空港に一時間半程で着く便利さと、伝説や昔話の世界が同居していて、里山や干潟といった自然もあります。カエルやトンボ、セミ、ザリガニ…。これらの小動物が、家の周りにはたくさんいました。泥だらけになって彼らと遊んでいるうちに、私は自然や生き物が大好きになり、緑広がる大地に憧れるようになりました。

そして中2の夏休み。市川市と標茶町との交流会があることを知った私は、即座に参加を決めました。慣れない船旅は辛かったものの、船のデッキから見た海にかかる大きな虹は忘れることが出来ません。今思えば、それは何かの暗示だったのかも。そう思うのは考えすぎでしょうか?

交流会のプログラムには、地元の小中学校との交流の他に、標茶高校の見学も含まれていました。バターを作ったり、牛舎をのぞいたり…。中でも印象深いのは、記念撮影のために参加者全員トラクターに乗せられて、牧草地まで連れて行かれたことです。延々と続く農道に「果てがないのでは…」と不安になりました。

交流会が終わって市川に帰っても、私は標茶町の空の広さや人の温かさを忘れることが出来ませんでした。ちょうどその頃始ろうとしていた標茶高校の総合学科にも惹かれ、また、遠距離生のための寮もあるので、思い切って標茶高校に入学することを決めました。新しい場所で自分を試したい…そんな冒険心も自分の背中を押しました。「北海道」に、しかも「単身で行く」というのは少々変わった進路だったらしく、友達から親戚その他いろいろな方から今でも質問責めにあっています。

皆さんは標茶町をどんな町だと想像されていますか?私から見た標茶の印象をいくつかご紹介します。

●標茶の印象
 ・とにかく広い。どこまでも見渡せる感じ
 ・町がきれい。庭や植え込みにも手入れが行き届いている

●標茶に来てビックリしたこと
 ・水がおいしい!夏でも冷たい
 ・普通にハクチョウやタンチョウ、シカがいる
 ・歩いている人がほとんどいない(特に夕方)
 ・夏休みも冬休みも25日間。二学期が8月後半から始まる
 ・とにかく寒い。真夏のキャンプなのに重ね着して寝袋に入ったり。冬に出歩いて耳が千切れるのでは、と思うこともしばしば。寒いを通り越して痛い!5月に雪が降ったり6月に遅霜が降りたりすることも…
 ・雪玉が作れないくらいサラサラの粉雪。風が吹くと舞い上がって「地吹雪」に
 ・気温20℃で暑いと言い、25℃で熱射病にかかる友達
 ・方言。手袋を「はく」、ゴミを「なげる」は未だに違和感がある

●困ったこと
 ・閉店時間が早い、日曜休業の店が多い
 ・電車の本数が少ない
 ・友達の家が遠い(隣の家まで車で、なんてことも)
 ・場所を聞くとみんな「あっちのほう」と指を指す(笑)

●良かったこと
 ・乳製品を始め、食べ物がおいしい 
 ・地域の行事がたくさんある 
 ・気持ちいい温泉がたくさんある
 ・星空がとてもきれい☆時々流れ星が見えたり…
 ・梅雨がなくて夏は涼しく、冬は外が−20℃でも家の中はポカポカでとても過ごしやすい。制服も夏冬ないから安上がり♪
 ・自然豊かだから山菜取りやキノコ狩り、釣り、カヌー、バードウォッチングなど四季折々の楽しみがある
 ・冬は二重窓の間が冷凍庫。冷凍ミカンもアイスクリームも保存可(夜間のみ!)

●標茶高校について
 ・敷地が広い!でも校舎は通常サイズだから授業間の移動は平気。ただし農業系などの実習は着替えもあって大変。先生も考慮してくれている(ハズ…)
 ・総合学科の標茶高校は、自分で単位分の授業を決める。マンツーマンから数十人まで人数は様々。HR以外ほとんど顔を合わせないクラスメイトも…
 ・先生たちはみんなユニークで人情家。世間話から人生相談、進路相談まで熱心に聞いてくれる。
 ・忙しい毎日でも釣りやスノボその他の趣味でリフレッシュ♪

●3年間を過ごしてみて
 ・0からのスタートでたくさんの人々と出会えた
 ・多くの人々に“私”を伝える機会を持つことが出来た
 ・自分の視野が広がった → 故郷・市川の新たな面も見つけられた
 ・“環境”という大きなテーマを見つけることが出来た

右も左もわからない新天地に来て早3年。確かに「地元の高校に通っていたら…」と考えたこともあります。でも私はここにきて本当に良かったと思っています。私は今春から釧路の教育大生として、また新たな生活をスタートさせます。この道東の素晴らしい自然といつまでも共存していくために、たくさんのことを学んで私に出来ることを一つでも多く増やしたいと思っています。

今回はインターネットで私の意見や経験を発表する機会を頂きました。稚拙な文章ですが、どこかの誰かの、何かのきっかけになれたらとても嬉しく思います。私の知らない遠くの方々に私の声が届いていると思うと、ちょっと照れくさいのですが…。私にとってインターネットとは双方向の情報手段です。欲しい情報を得ることも、自分の意見を発信することも出来ます。私は今後もインターネットを最大限に活用したいと思います。

石井温子さん-2
日本一大きい牧場で、毎年秋に「多和平カントリーフェスタ」というイベントが開催されていますが、人気種目の羊ダービーに参加した時の石井温子さんの写真です。 丸太の早切り大会、バターづくり競争などもありました。(この写真は町民便りの表紙に使われたものをスキャニングしたので、ちょっと画質が落ちてしまってますね。申し訳ありません by 店長)


バックナンバーを見る