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標茶町には、北海道ならではの体験を得るお手伝いをしてくれる、頼もしい助っ人達が居ます。
標茶町塘路に「元村ハウスぱる レイクサイドとうろ」(A参照)というスポットを構える、土佐良範(とさ・よしのり)さんとその仲間達です。
土佐さんのスタッフ達はカヌー・トレッキング・バードウォッチングといった、アウトドアアクティビティの達人ばかり。例えば土佐さんの奥さんは、手づくりマリモを作らせたら日本一。いわば、北海道アウトドア体験のプロフェッショナル集団です。
上の写真に見覚えはありませんか? そうです、当店の各ページの一番上に必ずある看板の写真に使わせていただいたものです。
以前、明電社やトヨタ・ハイブリッドカー「プリウス」のコマーシャルでカヌーを漕いでいたのが彼とテニスの伊達公子さんです。また、NHK「プロジェクトX」ファンの皆さんは思い出しませんか?
第118回(6月17日放送)「釧路湿原 カムイの鳥 舞え」で、スタジオ出演していたのが土佐さんなのです。
「プロジェクトX」をごらんになった方は覚えておられると思います。昭和46年頃、列島開発論で乱開発された釧路湿原を守るために起った男たちのドラマを。釧路湿原の生物を徹底調査したメンバーの一人として、魚類の調査を担当したのが土佐さん。また、釧路湿原国立公園制定の最終決断に訪れた環境庁担当者達を小船に乗せ、タンチョウと見事引き合わせたキーパーソンが彼だったのです。
あの時、土佐さん達が奮起しなければ、釧路湿原は壊されていました。この自然の恵みを私たちの子孫達に残すことは叶わなかったでしょう。
日本政府を動かし、釧路湿原の運命を変えるきっかけになった、ラムサール条約。この世界最高権威の国際条約は、水鳥の生息地として世界的に貴重な湿地を保全することを目的としており、土佐さん達の粘り強い調査資料をもとに釧路湿原は1980年に保護対象市域第1号として登録されました。土佐さんはじめ十数人のメンバーが見つけた釧路湿原固有の生物種はなんと2000種類にも上ったのです。
漁師でもある土佐さんは、10年以上前から漁で得たお金で国立公園の指定地域から外れた土地をコツコツと買い続けているそうです。「自分の育った土地や、丹頂鶴、自然の動物、植物を守りたいから」と、どこまでも有言実行型の土佐さんです。自然を守りたい、という心は誰にでもあるはずだと思いますが、守るための行動を本当に起こせる人はどれくらいいることでしょう。また土佐さんは現在、環境省の自然公園指導員として釧路湿原周辺の自然を守る任務にも就かれています。
そして、土佐さんは今、釧路湿原の自然の恵みを見守り慈しむ心を育てるための様々なアウトドア体験プログラムを案出されています。(B参照) 1993年の釧路会議の際にも、この地を訪れた方達に釧路湿原の自然を体感するための素晴らしい「釧路川リバーツーリング」プログラムを提供し、自然保護の機運を盛り上げる重要な役目も果たされました。
「カヌーやアウトドアの営業を始めたのは、冬に漁師の仕事がなく本州へ出稼ぎしていたのをなんとかして止めたかったからなのですけどね…」と語る土佐さん。自分の生まれた土地を一生かけて守りたい、という無私の気持ちがあるからこそ、選ばれた道でもあるのでしょう。釧路湿原の自然を慈しむために自ら立つ、そんな気骨溢れたナイスガイなのです。こうして土佐さんやスタッフの皆さんに、道東の自然やそこに生きる人々の素晴らしさを全国からお越しの皆さんに伝えていただけること、私もとても感謝しています。
「レイクサイドとうろ」では、ジンギスカンやダッチオーブンなどの料理も体験できます。こちらではもちろん「標茶町Online」のジンギスカン商品をお使いいただいているんですヨ。現地にお立ち寄りの方はぜひご賞味くださいね。
標茶町にある各種宿泊施設と「レイクサイドとうろ」でのアウトドア体験をセットにした、お得な宿泊プランを続々企画中の土佐さん。標茶町Onlineでも今後このようなツアープランもご紹介し、たくさんの皆さんが標茶町にお越しいただけるようサポートしていきたいと考えています。そして、できるだけ沢山の方に、土佐さんのプログラムを通じて、釧路湿原の自然と触れ合っていただければ、と願っています。
それが、標茶町Onlineの「プロジェクトX」なのです。
| 【土佐さんのワカサギ佃煮】
塘路湖のワカサギ漁は、9月初旬に解禁となります。早朝の霧の中を湖に出漁した船は、前日に仕掛けた地引網を引き上げます。体長10センチほどのワカサギは、10か所の網におよそ500キロほどかかっています。水揚げされたワカサギは、佃煮やいかだ焼きに加工されます。12月初旬の漁獲期間終了まで、この風景が毎日繰り返されます。
土佐さんは塘路湖の漁師の子供として生まれました。小さい頃の暮らしは大変厳しかったそうです。良質のわかさぎが取れた塘路湖には、目端の効く本州の佃煮業者が秋にわざわざやって来て佃煮を作っては本州に送って儲けていたそうです。その一方で地元の漁師は、一生懸命獲ったわかさぎを安い値段で買い叩かれ貧しい暮らしをしている…そんな状況を打開すべく決心した土佐さんは、ある日その佃煮業者が本州に帰った後で真似をして自己流でわかさぎの佃煮を作ってみました。そして、それを自ら売ったのが、土佐さんのワカサギ佃煮の始まりだそうです。いかにもフロンティア精神に溢れた土佐さんらしいエピソードだと思います。
(好評販売中で〜す!(^
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さて、そんな土佐さんの熱い熱い冒険心がいっぱい隠し味として詰まった、土佐さんのワカサギ佃煮を、標茶町Onlineは皆様のところにお届けいたします。
釧路湿原の大自然が育んだ元気一杯のワカサギの、旨味をそのまま封じ込めた素朴な味です。まだ見ぬ塘路湖の風景に想像しながら、行ったことのある方はそのときの思い出をかみ締めながら、ぜひ味わってみてください。
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